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挑発セラピー(使用には注意が必要です)

先週末は京都でNLPの国際的トレーナー、リチャード・ボルスタッド博士の元

で勉強してきました。NLPコロキアムという、最新のNLPのテクニックやボルス

タッド博士の興味のある分野を紹介するというセミナーです。今回は「Wheel 

Of Change」というテーマで人と社会の変化のサイクルとそれぞれのステージ

において変化を後押しするテクニックを学びました。



特に印象に残ったのは、反逆者(REBEL)と呼ばれるステージにいる人への対

処法です。反逆者は相手に対してとことん「NO」という傾向の人です。多くの

カウンセラーやセラピストはこういう人を苦手とします。


「あなたの問題を聞いて、◯◯という方法を試したいと思います」

「それはうまく行かないと思います。似たようなことをもうやりました」

「それとは~というところが少し違うんですよ」

「大して変わらないでしょ。私はそういうのは嫌いなんです」


こういうやり取りになってしまうのでやりにくいのです。



こういうケースの対処として挑発セラピーが紹介されました。一般的にはカウ

ンセラーやセラピストはクライアントとラポールを取る(信頼関係をつくる)

のですが、挑発セラピーではあえて反対のことをします。その反対アクション

が全部で36通り定義されています。クライアントが「家族といるとイライラし

ます」と言ったケースを例としていくつか紹介しましょう。


●信じない

「またまた~。あなたみたいな人がイライラなんてしないでしょ」



●関係ない事を言う

「リサーチによるとそれは地球の磁気が狂っているのが原因ですね。最近その

  ような症状の人が劇的に増えているのですよ」



●本人以外の原因にする

「それはあなたのせいではないですよ。あなたの家族がわるいんです。それか

  家の風水がわるいかもしれない・・・トイレは北向きではありませんか?」


●徹底的に一般化する

「今人類は歴史的なイライラの渦中にいます。いや人類だけなく地球上の生物

  全てがここ2000年間フラストレーションをかかえています。これは後3000年

  続くでしょう」



●最悪のアドバイスをする

「イライラしてた方がいいですよ。あなたが感じる感情の中でイライラが一番

  マシなものでしょう」



●突然歌を歌う

「北の~酒場通りには~長い~髪の女が似合う~♪」



最後のは古いですね(^_^;)

挑発セラピーの目的はうまく行っていないプロセスを止め、変化を起こすこと

です。カウンセラーが何かを提案しクライアントが反対するというプロセスを

逆に回します。そのためにあえてクライアントを刺激します。クライアントは

カウンセラーを好きにはならないでしょうが、望ましい変化が起きる可能性は

高まるわけです。



ボルスタッド博士は挑発セラピーをご自身では多用しないし、使うケースでは

クライアントの了解を取ってから行うと言ってます。私もこのまま使おうとは

思いませんが、クライアントの問題にはまっているプロセスを中断するために

共感しすぎなかったり、笑いを入れたり、客観的な視点を持ちだしたりするの

は通ずるものがあります。



セミナーの中で実際にクライアントとしてセッションをしてもらったら、問題

を起こしている自分のプロセスが中断されまくった経験をしました。

カウンセリングに関わらず、コミュニケーションの幅を広げたり、視点を変え

たりするためにはとても役立つものでしょう。



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